クロアチア旅行の際にノートPCやスマートフォン、iPadなどを持参される方に、現地でのインターネット事情についてご紹介します。
出張で行かれる方や旅行中にメールチェックをしたいという方はもちろん、スマホで地図を見たり、お店を探したりと、インターネットが手軽に使えると旅行の楽しみ方の幅がぐっと広がります。
手持ちの携帯・スマートフォンを使う
日本で使用されている携帯電話・スマートフォンが4G(LTE)または3Gに対応した端末で、かつキャリア(携帯電話会社)で海外使用のオプション契約をしている場合はそのままクロアチア国内でも通話・データ通信が可能です。
通話料金やデータ通信料はローミング扱いとなるため日本国内での料金プラン(通話やデータ通信の定額など)とは別枠になりますが、海外でのデータ通信の定額サービスや、日本国内での契約が適用されるプランが各社から出ているため、以前よりもかなり使いやすくなりました。
SIMロックの掛かっていない、4G/3G/GSMに対応した携帯電話・スマートフォンをお持ちの方は、クロアチアの携帯電話会社のSIMカードを現地で調達してご利用いただけます。
キャリア(携帯電話会社)はT-Mobile(ドイツT-Mobile・旧国営クロアチアテレコム)、A1(オーストリアA1テレコム傘下)、Tele2(スウェーデン資本)の3社と、Tomato、bonbonなどのMVNO事業者があります。
プリペイドSIMカードは各キャリアショップで購入可能で、T-Mobile、A1、Tele2すべてのSIMで4G/LTE接続が可能。2020年中には5Gの接続サービスも開始予定です。
プランも希望する利用方法にあわせて、「音声+データ」「音声+SMSのみ」「データのみ」などから選択可能です。T-Mobileは旧国営ということもあり、郵便局などでもSIM購入やプリペイドSIMのチャージが可能。
クロアチアのキャリアでは、APNなどのインターネット接続に必要な設定はSIMにプリセットされているのでSIMを差し替えるだけでそのまま通信可能になります。設定が必要な場合はショップ店員が行ってくれますが、端末の言語設定を日本語以外(英語など)にしておかないと店員が操作できないので注意。
日本でのキャリアとの契約次第ですが、ローミングでデータ通信が出来ている場合はテザリングも可能なので、手持ちの他のデバイスをスマホ1台でインターネットに接続させることも可能です。
日本へ電話を掛けるときは、公衆電話など固定電話からは「+0081-市外局番の最初の0を取ってダイヤル」、携帯電話からは「+81-市外局番の最初の0を取ってダイヤル」となります。
スマートフォンによっては自動的にプレフィックス付与(+81が自動で入る機能)されたりすることもあります。
また、「+(プラス記号)」は0を長押しすると表示されることが殆どですが、機種によって異なります。
Wi-Fiを利用してインターネットに接続する
クロアチア国内の都市の中心部や空港、バスターミナル、ホテル、カフェ、レストランなどではWi-Fiアクセスポイントが設置されているところが多くあります。
ホテル(ソベなどの民泊やアパートメントホテルを含む)でも現在はほとんどがWi-Fiがあり、事実上必須設備とも呼べるほど普及しているので、「今日泊まるところはネット繋がるかな?」という心配はほぼ無用です。
ただ、部屋によっては接続状況があまり良くなかったり、利用が集中すると速度が出なかったり、ということはあるので、必ずしもいつでも使えるとは限りません。
外出中も含めてネット環境を維持したい場合は、スマホでローミングするか、 レンタルWi-Fiルーター をご利用ください。