鉄道やバスでクロアチアへ行くにはどうすればいい?
周辺国から鉄道やバスでクロアチアへ向かう、またはクロアチアから周辺国へ向かうことも可能です。
ここでは、クロアチア〜周辺国間の鉄道・バスの運行状況についてご紹介します。
鉄道でクロアチアへ
クロアチア国内はそれほど鉄道路線網は充実していないものの、隣接する国と線路は接続されているため、ザグレブへの国際列車は多く運行されています。
近年はやや国際列車が縮小傾向にあり、ブダペスト直通列車などはなくなり、スロベニア・オーストリア方面とザグレブを結ぶ列車が中心です。
また、チューリッヒ・ミュンヘン〜ザグレブの夜行列車は変わらず運行されているので、スイスやドイツを旅程に組み込むのもオススメ。
ザグレブ中央駅(Zagreb Glavni Kolodvor)発着の主な国際列車
EC(EuroCity・昼) ザグレブ〜グラーツ中央駅〜ウィーン中央駅〜
EC(EuroCity・昼) ザグレブ〜リュブリャナ〜フィラッハ(オーストリア)
D(急行・昼) ザグレブ〜リュブリャナ〜フィラッハ(オーストリア)
IC (InterCity・昼) ザグレブ〜ゲケニィエシュ(ハンガリー)
INT(国際急行・昼) ザグレブ〜ベオグラード中央駅(セルビア)
EN(EuroNight・夜行) ザグレブ〜グラーツ中央駅〜インスブルック中央駅〜チューリッヒ中央駅(スイス)
EN(EuroNight・夜行) ザグレブ〜リュブリャナ〜フィラッハ〜シュヴァルツァッハ・ザンクトファイト(オーストリア)
EN(EuroNight・夜行) ザグレブ〜リュブリャナ〜フィラッハ〜ザルツブルグ中央駅〜ミュンヘン中央駅(ドイツ)
NZ(夜行) ザグレブ〜ベオグラード中央駅(セルビア)
2020年6月30日からは9月25日までの夏季限定でチェコの旅行会社が運営する「REGIOJET(レギオジェット)」という格安鉄道会社(線路を借りて運行する、LCCの鉄道版)がリエカ〜ブラチスラバ〜プラハ本駅間で夜行列車の運行を開始。
週3便運行され、通常の座席車両は片道22ユーロ〜、寝台車でも片道30ユーロ〜という格安っぷり。
日本からプラハまで直行便があるわけではないのであまり時間の節約にはならないかもしれませんが、クロアチアにプラハ観光もプラス、という場合には使いみちはあるかもしれません。
長距離バスでクロアチアへ
ヨーロッパ各地とクロアチアを結ぶ長距離バスは数多く運行されています。
特にドイツ、オーストリア、イタリア、スロベニア、旧ユーゴスラビア諸国との便が多く、鉄道アクセスも不便なので陸路派には最適な手段といえます。
昼行長距離バスは2列並びシート、夜行長距離バスは2列並びシートの他に、後部にベッドが設置されているものなども運行されています。
クロアチアツアーズではクロアチア〜欧州各国各地間の長距離バスの座席指定・乗車券の手配が可能です。
ザグレブ・バスターミナル(Zagreb Autobusni Kolodvor)発着の主な国際路線
バルカン半島:ベオグラード(5.5時間)、モスタル(10時間)、サラエボ(8時間)、スコピエ(13時間)
スロベニア:リュブリャナ(2〜2.5時間)
ドイツ:フランクフルト(15時間、マンハイム・シュツットガルト経由)、ミュンヘン(8〜9時間)、ニュルンベルク(11時間)
オーストリア:グラーツ(3時間)、ザルツブルグ(リュブリャナ乗換・8.5時間)、ウィーン(5時間)
イタリア:ローマ(15時間)、トリノ(15時間)、フィレンツェ(10.5時間)、ミラノ(10時間)ボローニャ(9時間)、ヴェネツィア(6時間)