クロアチアはどう旅するのがよい?
クロアチアは全体的に治安もよく、国内の交通手段があまり選択肢がないことを除けば、個人でとても旅のしやすい場所です。
筆者個人的には、時間や行き先に制約のある団体ツアーで行く必要はまったくないと考えています。
もちろん、言葉の面などで心配はあると思いますが、クロアチアツアーズでは極力不安を取り除いていただけるようなプラン作りをお約束します。
まずは地図やガイド、モデルプランを眺めて、どこに行きたいかを決めていきましょう。
どこに行きたいかを決めると、「ああ、ここはちょっと時間をとってじっくり見たい」というところも出てくると思います。
でも、どのぐらい時間をとればじっくり見られるのかがわからない、というときはもちろんアドバイスいたしますのでご相談ください。
お問い合わせの段階では、何日間でココとココとココで、というざっくりとした内容でOKです。どうぞお気軽にお問い合わせ・ご相談ください。
プランをお作りしていく仮定で、変えたい部分などが出てくればその都度対応させていただきます。
クロアチア旅行の時期はいつがおすすめ?
クロアチア全体で見るとベストシーズンはやはり春から秋にかけての時期です。
ただし、7月~8月は内陸部・沿岸部問わず相当な暑さとなるため、それを避けるならば5月・6月・9月がオススメです。
スプリトやドブロブニクなど、ダルマチア海岸は秋が深まると雨の日も多くなりますが、9月はまだ海水浴にも十分な日差しと気温の日が続きます。
冬が全くダメかというとそういうことではなく、寒くても全然平気!という方は冬の旅行もオススメです。ただ、クロアチアの冬は基本的にものすごく寒いです。
ザグレブやドブロブニクでは大規模なクリスマスマーケットが12月〜1月に開催されるので、冬しかできない楽しみ方もあります。
旅行費用、特に航空券は冬のほうが安くなる傾向にあり、全体的な旅行者の数も減るので、静かにゆっくり派には良い選択かもしれません。
ただし、冬はクロアチアそのものへのフライトが減ることと、アドリア海の船の便が激減するためフヴァルやコルチュラなどへの旅行は相当時間に余裕がないと難しくなります。
また、プリトヴィツェ湖群国立公園やクルカ国立公園に行かれたい場合も冬は避けるほうが無難です。プリトヴィツェは特に冷え込みが厳しく、積雪・凍結が多発し遭難の危険まであります。
クロアチア各地の平均気温・降水量
ザグレブ(クロアチア北部)
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
平均最高気温(℃) | 3.7 | 6.8 | 11.9 | 16.3 | 21.5 | 24.5 | 26.7 | 26.3 | 22.1 | 15.8 | 8.9 | 4.6 |
平均最低気温(℃) | -3.0 | -1.8 | 1.6 | 5.2 | 9.8 | 13.0 | 14.7 | 14.4 | 10.8 | 6.2 | 1.4 | -1.7 |
平均降水量(mm) | 43.2 | 38.9 | 52.6 | 59.3 | 72.6 | 95.3 | 77.4 | 92.3 | 85.8 | 82.9 | 80.1 | 59.6 |
スプリト(クロアチア中部)
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
平均最高気温(℃) | 10.4 | 11.2 | 13.8 | 17.2 | 22.7 | 26.8 | 30.0 | 29.7 | 24.9 | 19.9 | 14.7 | 11.4 |
平均最低気温(℃) | 5.6 | 5.7 | 7.8 | 10.6 | 15.4 | 18.9 | 21.7 | 21.7 | 18.0 | 14.1 | 9.6 | 6.7 |
平均降水量(mm) | 73.7 | 61.2 | 63.4 | 61.9 | 61.6 | 47.3 | 25.5 | 44.8 | 68.9 | 82.1 | 101.7 | 90.8 |
ドブロブニク(クロアチア南部)
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
平均最高気温(℃) | 12.3 | 12.6 | 14.4 | 16.9 | 21.5 | 25.3 | 28.2 | 28.5 | 25.1 | 21.1 | 16.6 | 13.4 |
平均最低気温(℃) | 6.6 | 6.8 | 8.4 | 11.0 | 15.3 | 18.9 | 21.4 | 21.6 | 18.3 | 14.9 | 10.7 | 7.8 |
平均降水量(mm) | 98.3 | 97.9 | 93.1 | 91.4 | 70.1 | 44.0 | 28.3 | 72.5 | 86.1 | 120.1 | 142.3 | 119.8 |
クロアチア旅行に必要な日数は?
どのぐらいの場所を訪れるかにもよるので一概にはいえませんが...
例えば、はじめてクロアチアに行かれる場合最もよくあるパターンは「ザグレブ・プリトヴィツェ・スプリト・ドブロブニク」の滞在で、プリトヴィツェを宿泊ありか無し(無しの場合はザグレブから日帰り、または専用車利用として立ち寄り扱い)にもよりますが、日本との行き来を含めても最低7日間、可能であれば8〜9日みていただくことをオススメします。
詰め込もうと思えば限界まで詰め込むことも可能ですが、あまり短くなってしまうと航空券が高くなってしまうケースがあり、遅延や欠航などがあった場合に滞在時間が殆ど無くなってしまうことも考えられるため、どれだけ短くても最低でも現地で合計3~4泊するプランで行かれることをオススメします。
クロアチア旅行に必要な費用(旅行代金)は?
日数や行き先にもよりますが、西ヨーロッパ(例えばイタリアやフランス、スペインなど)とほぼ同じか、それよりも少し安く済むかな、という感覚です。
クロアチア旅行の良いところは、食費が西ヨーロッパよりも安いので、その分最終的にかかる費用は安くなることが多いです。クロアチアはキッチン付きのアパートメントホテルがどこの町にも必ずあるので、自炊するのもオススメです。
旅行費用の大部分を占める航空券が安くなるのは10月~2月頃(連休や年末年始除く)ですが、どうしても気候的に問題がある(寒すぎる&海に出られない)ので需要が下がり安くなります。
逆に高くなるのはゴールデンウィークや7月~9月の休みが集中する時期ですが、ゴールデンウィークは意外と狙い目のひとつで、日本発着の航空券さえ安く抑えることができれば、クロアチアはまだピークシーズン前なのでトータルでみれば夏よりも安く、かつ気候の良い時期に旅行ができます。
平均値でみると、2人で8日間(ザグレブ・スプリト・ドブロブニクで計6泊)、ホテルは3~4つ星利用、移動は車、という旅行で想定すると、ハイシーズンで1人あたり30~40万円程度、ローシーズンで20~25万円程度となります。
クロアチア国内での移動は?
クロアチア国内の移動方法は場所によって最適なものが変わりますが、基本的には以下の交通手段が利用可能。
国内移動手段それぞれの紹介・利用方法については「クロアチア国内の交通事情」のページでより詳しく解説していますので、そちらもご参照ください。
飛行機(クロアチア航空・国内線)
ザグレブ発着が中心で、距離の長い地方への移動にオススメ。
夏の間はザグレブ〜ドブロブニク間は1日4〜5往復程度は運行されるので、一気に移動する場合には非常に便利です。
その他スプリト、ザダル、プーラなどへもフライトはありますが、地方都市間のフライトは極端に少ないのであまり使い物にはなりません。
鉄道(クロアチア国鉄)
ザグレブ発着が中心で、リエカ方面(西行き)、スプリト方面(南行き)、オズィエク方面(東行き)への移動には利用価値あり。
ただ、長距離列車は本数が極端に少ないので、日程や時間に余裕のある人向けの移動手段です。
長距離バス
クロアチア国内の移動の主役は長距離バスです。
複数の会社によってクロアチア国内全体に路線網が張り巡らされているので、クロアチア国内の町はよほどの田舎でない限り基本的にはバスでどこへでも移動可能です。
ただ、便によっては同じルートでも快速・各停のような違いがあるため、所要時間が全く違うものもあるので注意。
クロアチアツアーズはクロアチア全土の長距離バスの予約・乗車券の手配が可能です。
専用車・レンタカー
クロアチアで最も自由かつ効率よく移動できるのは車の利用です。
クロアチアは道路がよく整備されていて、高速道路も走りやすいので自分でレンタカーを運転して旅行するのもオススメですが、交通ルールや左ハンドルといった慣れないとやや不安な部分もあるのも事実です。
クロアチアツアーズでは事前にルートが決まっている定額制と、オーダーメイドで自由にルートを設定できる2パターンで、専用車サービスをご用意しています。
定額制サービスは空港送迎など短距離はもちろん、あらゆる場所間移動(最長でザグレブ〜ドブロブニク間)を網羅しています。ぜひご利用ください。
クロアチアツアーズの専用車サービスもご参照ください。
高速船・フェリー
フヴァル島、ヴィス島、コルチュラ島など、アドリア海の島への移動は船の利用が必須です。
最大手のJADROLINIJA(ヤドロリニヤ)をはじめ、Kapetan Luka(カペタン・ルカ)など複数の船会社が本土と島々を結んでいます。
特に夏季は運行本数も多く、クロアチアツアーズでは殆どのルートの乗船券を事前手配可能です。冬は本数がかなり減り、運休するルートも多くありますが、大きな町のある島への移動は通年で可能です。
また、スプリトやドブロブニクとイタリアのバーリやアンコーナを結ぶフェリーも多く運行されていて、これらはほとんどが夜行フェリーなので寝ている間に移動でき、個室もあるので安心して利用できます。
イストラ半島ではプーラやロヴィニとイタリアのヴェネツィアを結ぶ高速船が運行されています。
クロアチアの食べ物は?
ザグレブやスプリト、ドブロブニクなど町の規模が大きく、旅行者の多い場所ではレストランや食事処を見つけることは簡単。
小さな町でもレストランの1軒や2軒は必ずあるので、あまり心配いりません。
市場や公園に屋台が出ていることも多く、バルカン半島各地からトルコにかけてどこでも食べられるローカルフード「チェヴァプチチ Ćevapčići」、内陸でよく食べられるハンガリー由来のスープ「グラーシュ Gulaš」、ダルマチア海岸ではアドリア海の新鮮な魚介を使ったパスタやリゾットなど、地域によっても特色があるので、この違いも是非楽しんでいただきたいところ。
旅行中に何かあったらどうすればいいの?
クロアチアツアーズでは、プラン全体のご提案・手配をさせていただいたお客さまを対象に、万一の事態に備えての体制を整えています。
必要に応じて現地駐在の提携スタッフが電話などで対応、場合によっては対面でサポートさせていただきます。
また、日本側での電話・メール・LINEを利用しての24時間サポートも行っておりますので、こちらも併せてご利用いただくことが可能です。
手配内容がプラン全体ではなく、一部の場合は以下のような対応とさせていただいています。
航空券のみの手配:現地サポート利用不可、日本側24時間サポート利用可能
ホテルのみ手配:現地サポート利用不可、日本側24時間サポート利用可能
ガイド・専用車のみの手配:現地サポート・日本側24時間サポートどちらも利用可能(当社が手配した内容に関わるもののみ対応)
※上記の制限に関係なく、弊社で手配した内容に関連するサポートについては無条件でお受けいただくことができます。
現地でトラブルにあった場合の対処については、「万一のときのために」ページもご参照ください。